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開催期間:2023年1月1日(日)~3月12日(日)

※休館日:1月30日(月)、1月31日(火)

―― 出 展 者 紹 介 ――

※展示室順
※画像はすべてイメージです。実際の展示作品とは異なる場合がございます。


神々のお面

日本各地には八百万(やおよろず)の神様がいるとされ、全国にさまざまな伝承が残されています。栃木県鹿沼 市の栃木ダボ製作所が作る「日本の神々シリーズお面」は日本各地に伝わる神々がかわいらしいお面になった人 気シリーズです。本展では、天照大神や須佐之男命など日本神話に登場する神々をはじめ、神格化されてきた狐 や狸といった動物、秋田のなまはげや沖縄のパーントゥなどの来訪神ほか 116 種の神々のお面が一堂に揃い皆様 をお迎えします。

安宅漆工店

塗師である安宅漆工店の安宅 信太郎氏は、15歳で父、儀一氏に師事します。信州の善光寺や国立能楽堂、参議院議長公邸など、数多くの建造物の建築漆工を手がけてきました。現在は東京都指定有形文化財「百段階段」の修復作業にも携わっています。
昭和初期、日本の伝統工芸の粋を集めて造られた絢爛豪華な文化財「百段階段」の漆工には、儀一氏も関わったといいます。「父も建造に参加したものを修復する喜びは、漆職人ならでは。こんな技があったのかと日々発見がある、生涯携わっていきたいと思える最高の仕事です」(安宅氏)と熱い思いを語りました。
格調高い螺鈿細工によって表された、緻密にして華やかな吉祥の世界をご覧ください。

江戸組子建松

建具師…田中 松夫 大工の家庭に育ち、15 歳で上京し建具屋に弟子入り。書院障子、間仕切り欄間などを数多く作り出し、機械化が進む近年においても手で仕上げる貴重な職人で、江戸組子「建松」の創業者。現在はその技術を継いだご子息の田中 孝弘氏が主として組子細工作品の製作にあたっています。1級建築士の資格も有する組子細工の新たな担い手。
小さな木片だけで緻密な装飾を組み上げて作る組子細工は建具職人の最高の技とされています。本展では、吉祥文様が配された横幅1メートルを超える超絶技巧の組子作品をご紹介します。

山川建具

東京都江戸川区に拠点を構える、創業50年を超える建具工房。
建具師…山川 英夫 200種類以上ある複雑な組子紋様を使い分けるベテランの建具師。
16歳で建具師の道に入って以来、機械では到達できない1,000分の1mmの精度で木材を削る熟練した技術を持つ職人の一人。平成6年には東京都優秀技能者として表彰されたほか、平成25年には秋の叙勲 瑞宝双光章を受章。組子の普及に貢献しようと開発した体験型組子キットコースターが大ヒット作品。本展では新作の大作「夢殿八角堂」をご紹介します。


田島硝子

1956年創業、江戸硝子窯元、東京伝統工芸士認定の職人を有する田島硝子。江戸時代から受け継がれる「江戸硝子」。確かな技術を持った職人たちの手で一つひとつ丁寧につくられる硝子には、他にはない奥深い味わいとぬくもりがあります。東京都伝統工芸品チャレンジ大賞を数度受賞。令和3年には会長 田嶌 文男が黄綬褒章を受賞。熟練した職人の手作りで半世紀にわたり時代にあった硝子製品をつくり続けている田島硝子による吉祥モチーフの江戸硝子の世界をご覧ください。

七宝作家 常信 明子

1991年神奈川県生まれ。2015年東京藝術大学美術学部工芸科卒業。2017年東京藝術大学大学院美術研究家工芸専攻修了。「鯛」「手まり寿司」などをモチーフに、上品で可愛らしい「七宝」作品を多数送り出すアーティストです。学生時代から、東京藝術大学平成芸術賞、日本七宝作家協会展日本七宝作家協会会長賞、日本が誇るべき地方産品に与えられるwonder500(経済産業省)認定など活躍の場を広げました。日頃からのデッサン力や観察力を大切に、この世で1つしかないものを生み出しています。
※画像の作品は本展では展示されません。

早春のつるし飾り

女の子の健やかな成長と幸せを願い祖母や母、姉、親類縁者が一針一針縫い上げ、初節句のお祝いとして贈るつ るし飾り。起源については諸説ありますが、江戸時代、雛人形は一部の裕福な家庭で飾るとても高価なものであったため、雛壇の代わりにという親心から生まれたのが始まりとも言われています。
茨城県牛久市では「うしくのひなまつり」と題し、古くからの伝統行事「ひなまつり」を通して子どもたちの健やかな成長と幸せを願いひなまつりに関する作品を展示しています。
「うしくのひなまつり」に参加展示をする「花工房」協力のもと、華やかなつるし飾り、傘福をはじめ、地域の伝承に基づく「狐の嫁入り行列」や「110体のお福さん」の創作人形など、圧巻の世界が漁樵の間を彩ります。


つるし飾り協力:花工房猪子庵(茨城県牛久市)

てまりの雪のインスタレーション

てまりには、「まるく収まる」「縁をつくる」などの意味があり、ハレの日の贈り物として使われてきました。“ハレ”は古来より日本に根づいた概念であり、非日常=お祝いやお祭り、節句など清々しい気持ちになる特別な日のことです。
そんなハレの日に、大切な人の幸せを願うやさしい気持ちをこめて贈られていたてまり。
草丘の間では、てまりを雪に見立てたインスタレーションによって文化財に色鮮やかなてまりの雪が舞い降ります。

てまり協力:はれてまり工房
「てまりを未来に連れていく」をテーマに掲げるてまりファクトリー。
てまりを中心とした様々な取り組みを行い、てまりのある暮らしでハレの時間をつくりあげる活動を続けています。


イラストレーター 七原 しえ

和風テイストを駆使した華やかで圧倒的密度を持つ画面構成に大きな特徴を持ち、大ヒットゲームのキャラクターデザインや書籍挿画など幅広いイラスト制作で活躍する現代の奇想の絵師。
本展では、初画集となる『緋花 根の国底の果て』収録作品より20点を展示。幻想的な作品世界と文化財「百段階段」の初コラボレーションです。
美しく恐ろしい神々や異形の群れ、のろいやまじない、奇怪な物売り、奇妙な呪文、奇妙な祭祀、不可思議な言い伝え、朽ち果てた社、おぞましい形相の面、鬼や化身など、<神>と<人>、<ナレノハテ>が顕現する幽玄の世界を体感ください。

創作招き猫アーティスト もり わじん

日本生まれ。カルカッタ、ソウル、ニューヨークなど世界の各都市で展覧会を開催。その後、創作招き猫のトップアーティストとして活躍。
猫をモチーフとして平面、立体を問わずあらゆる手法で作品を制作しています。
猫を神仏まで高めた他に類を見ない大作を発表する一方で、観る人をなごませる軽妙洒脱な作品も数多く、型にはまらない多面的な魅力を持つアーティスト。
本展では、366体全て顔が異なる新作招き猫「日々福」が一堂に会します。

招きうさぎ

日本中に数多くのファンをもつ注目の猫アーティスト12名による猫たちが2023年の干支・うさぎに変身し皆様をお迎えします。うさぎは縁起のよい生き物として知られ、美術品の中にもモチーフとして度々登場します。
招き猫×うさぎの可愛らしくおめでたいコラボレーションをご覧ください。
出展アーティスト:有田ひろみ《墨絵》・ちゃぼ《ぬいぐるみ》、石渡いくよ《創作人形》、岡村 洋子《陶芸》、小澤 康麿《陶芸》、櫻井 魔己子《立体造形》、永濱 貴之《鬼瓦》、東 直生《陶芸》、ひがし りょうこ《陶芸》、平林 義教・利依子《七宝焼》、よねやま りゅう《彫刻・人形》(予定)


小澤康麿 過去参考作品

百段階段の百の縁起もの

かつて結婚式の披露宴会場として使われていた文化財「百段階段」はおめでたいモチーフであふれています。富士山や鷹、末広がりの扇など分かりやすいものから、気づかずに見過ごしてしまいそうな秘密の縁起ものまで、日本画や彫刻、螺鈿、建具の中に散りばめられた吉祥モチーフ100個をご紹介します。宝さがしをするような気持ちで文化財散策をお楽しみください。


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