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懐かしく新しい“レトロ”を旅する

古今東西ニッポンの風景


― 展示作品紹介(一部)―


佐々木 一澄

絵本や書籍、雑誌を中心に活躍するイラストレーター。郷土玩具蒐集家。本展では、日本に伝わる伝統こけしをイラストレーションと文章で解説した著書『こけし図譜』掲載の原画と約200体のこけし、東北地方の郷土玩具を展示します。こけしの起源や地域ごとの違い、個性豊かな表情、特徴的な形や模様など、こけしファンの方もそうでない方も、伝統こけしの魅力あふれる世界をお愉しみください。

『こけし図譜』(誠文堂新光社)
東北6県で11系統に類型化されている伝統こけしの工人(こけしの作り手)を訪ね、各系統の伝統・風土・工人の人物像を浮き彫りにし、伝統を受け継ぐ工人の姿と肉声を捉えた一冊。

【伝統こけし11系統】
土湯系(福島県)、蔵王高湯系(山形県)、山形系(山形県)、肘折系(山形県)、弥治郎系(宮城県)、遠刈田系(宮城県)、作並系(宮城県)、鳴子系(宮城県)、南部系(岩手県)、木地山系(秋田県)、津軽系(青森県)

こけし分布図


中村 杏子

京都出身・在住のイラストレーター。京都精華大学イラストレーションコース卒業。
SNSのほか展覧会やイベント出展にて作品を発表。学生の頃より昭和レトロなモチーフに惹かれ作品の中に取り入れています。
思い描いた理想の風景や部屋・建物などをカラフルな色彩で描き、どこか懐かしくも新しいニューレトロを彷彿とさせる世界観で表現しています。
本展では作品集『郷愁的商店街図集』『家内幸福』より、想像上の商店街や建物を描いたデジタルイラストを大型パネルで展示。緻密に描き込まれた色鮮やかでポップなお店や看板は見知らぬ町へ迷い込んだような感覚とともに、非日常の空間へと鑑賞者を誘います。

※『郷愁的商店街図集』は作品集の内容を一部リメイクした作品を展示いたします。


はらわた ちゅん子

アーティスト/デザイナー。アジアの喧騒や日本の路地にインスピレーションを受け、ネオンサインのデザインやネオンサイン調のイラストレーションを制作。
本展では架空の温泉街の看板を描いた「ゆのまちネオン」シリーズより、ネオンサイン調のイラストパネルとともに作品の一部を本物のネオン菅で展示します。日本の高度経済成長期とともに観光地として拡大した温泉街。
時を同じくして広告としてのネオンも日本のあらゆる場所で輝きを増していきました。文化財「百段階段」の中に現れる“ゆのまち”で温泉街を闊歩するようなひとときをお過ごしください。

ネオン協力:アオイネオン株式会社
昭和26年創業。都市のランドマークとなる大型看板やネオンサインのデザイン、設計、制作、施工までを一貫して行っています。LEDの台頭とともに消えゆくネオン文化や技術を次世代へと繋げるべく、アーティストとのコラボレーションや各地でのアート展を実施。近年のネオンブームの火付け役のひとり。


甲斐 みのり

文筆家。旅、散歩、お菓子、地元パン、手みやげ、クラシックホテルや建築、雑貨や暮らしなどを主な題材に、書籍、雑誌、webなどに執筆。食・店・風景・人・その土地ならではの魅力を再発見するのが得意。地方自治体の観光案内パンフレットの制作や講演活動も行っています。

本展では『日本全国 地元パン』に掲載された日本各地のパンやパン屋さんを書籍のパネルでご紹介するほか、甲斐みのり氏が蒐集する全国のパンの袋を一堂に展示します。
地域や時代の特徴がつまったパンはまちの文化や歴史を紐解く資料であると同時に、個性豊かなパンのフォルムやパッケージは眺めているだけで日本全国を旅しているような楽しさを感じさせてくれます。
愛されつつも閉業や終売によって現在は失われてしまったパンも少なくありません。
懐かしくかわいらしい“地元パン”の世界をご覧いただきつつ、故郷の思い出がつまった味やまだ行ったことのない土地のパンに想いをはせてみてはいかがでしょうか。
ずらり並んだ「地元パン®」の袋を背景に写真が撮れるフォトスポットも登場します。

『日本全国 地元パン』(エクスナレッジ)
甲斐みのり氏が全国各地を旅する中で出合った地域に根付く愛すべきパンたち。
あんパン、食パン、メロンパンなどおなじみのパンはもちろんばらパンや法事パンなど“その土地”だけに存在する名物パンまで懐かしくも個性的な「地元パン®」500個超を収録。地元パンへの溢れる愛が詰まった一冊です。


※画像はすべてイメージです。実際の展示作品とは異なる場合がございます。

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